団長・本部長挨拶
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第45回青年の船「とうかい号」 > 団長・本部長挨拶

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団 長  細野 勝雅

(公益社団法人 津青年会議所)

 我々が住まう東海地区は、豊かな自然環境、そして伝統文化に恵まれ、豊富な農産物、独自の食文化など多様な魅力も併せもち、自動車産業や航空宇宙産業など日本有数の技術力・開発力による強い産業集積地として、日本の中心に位置する交通アクセスの良さからモノづくりの一大拠点として成長してまいりました。しかし、2040年には少子化や人口流出に歯止めがかからず、49の自治体が消滅可能性都市であることから地方の過疎化が懸念され、南海トラフ巨大地震などの予測不能な自然災害の発災リスクを抱える地域でもあります。このような多くの社会問題や災害という未曽有の国難に対して、自分事ととらえ、先人たちのように団結し乗り越えていかなければなりません。1974年より東海地区最大の人財育成事業として45年の長きにわたり、連綿と受け継がれ実施されてきたJC青年の船「とうかい号」は洋上で研修を行う非日常的な空間の中で、多くの青年たちが出逢い、約1週間の研修とグループワークを通して、国家や地域に対する誇りや愛着をもつことで、万物に感謝するという「和」の精神性を醸成し、祖先や親を敬い、他を慮る道徳心の大切さや、政策を見極める力を身に付けた主権者意識について学んで頂き、海外寄港地では日本と相手国の対話を推進し国際交流を重ね友情を育み、お互いを尊重し合う未来志向の関係を構築することで、今後の地域、国際社会に於いての役割と責任を果たしていく、明るい未来につながる扉を開く人財を育成します。また、団体行動の中で芽生えたチームワークやリーダーシップは各企業や地域・団体においての活躍に大きく繋がります。
 この事業は多くの企業や地域の皆様のご協力がなければ成り立ちません。このような機会をくださったすべての人に感謝し、「とうかい号」を経験したすべての人が大いなる成長を遂げ、地域発展のために活躍できるよう全力で最高の45船を創り上げて参ります。


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本部長  林 謙介

(一般社団法人 桑名青年会議所)

 国内最大級の洋上研修船であるJC青年の船「とうかい号」は、これまでに約26,000名の若者が乗船し、非日常の環境である洋上での集団生活を通して、様々な気づきと多くの感動を得て、それぞれの地域や企業で活躍をされています。若年層の人口減少が著しい社会情勢や、日本を取り巻く世界の環境が大きく変化している今だからこそ、我々が新たな時代創造していく必要があります。第45船JC青年の船「とうかい号」では、人とのつながりを大切にし、更なる向上を求めて常に挑戦して、明るい未来の扉を開ける人財の育成を目指して出航します。
 本船では、8日間という限られた時間のなかで様々な研修事業を行うことで、多角的な視点から見る価値観を養い、自身の夢や目標を明確にしていきます。また寄港地として、過去に約50年間の日本が統治しており今でも当時の建物や文化が残っている台湾に向かい、同じアジアに住む現地青年との交流を行い、さらに現地研修では、日本人として歩んできた歴史や価値観を学びます。我々が新たな時代を創造し、更なる向上を求めて常に挑戦していけるようになると考えます。そして何より乗船した仲間との限りある時間の中で切磋琢磨していくことで、本音で語り合うことができる一生涯の仲間と出会う機会となります。
 JC青年の船「とうかい号」に乗船した経験が人生を変えるきっかけになることをお約束いたします。我々とともに自己成長を求め、未来の扉を開ける航海(たび)で無限の可能性へ挑戦しましょう。皆様の乗船を心よりお待ち申し上げます。